上位モデルはThunderbolt 3対応

Lee氏が「GIGABYTEIntel 100シリーズマザーボードが持つ特徴」を語るにあたって,最も長い時間を割いていたのが,「Thunderbolt 3」(開発コードネーム「Alpine Ridge」)のサポートについてだ。

G1 Gaming
G1 GamingのIntel 100シリーズ対応マザーボードに搭載されるUSB Type-C端子(写真の赤丸内)。従来のUSBのような「上下」(もしくは「表裏」)がないため,接続しやすい。これが,G1 Gamingの上位マザーボードではThunderbolt 3対応になるわけだ
G1 Gaming
ちなみに,こちらのチップはIntel製のUSB 3.1コントローラ
 PCゲーマーだと,「ThunderboltってMac向けのインタフェースでしょ? サポートしているPCもあるけど,誰も使ってないよ」と思うかもしれない。正直,筆者もそう思っていたのだが,COMPUTEX TAIPEI 2015のタイミングでIntelから発表されたThunderbolt 3は,これまでのThunderboltとは異なり,ゲーマーをはじめとするPCユーザーにとっても意味のあるものになった。というのも,Thunderbolt 3は,物理インタフェースにUSB Type-Cを採用し,USB 3.1の機能も持つようになったらからだ。
 もともとDisplayPortやPCI Expressプロトコルに対応していたThunderboltが,物理的にUSB Type-C,プロトコル面ではUSB 3.1をサポートしたことで,「USBの上に,それ以外のプロトコルも載せて運べるインタフェース」になった。帯域幅もUSB 3.1の10Gbps,「Thunderbolt 2」の20Gbpsをも上回る40Gbpsとなり,専門的な言い回しをあえてするなら,USB 3.1のスーパーセットになったのである。

 「DisplayPortで8Gbps,それ以外で32Gbps。これだけの帯域幅がある以上,使わない理由はない。GIGABYTEはThunderbolt 3でいく」(Lee氏)とのことで,上位モデルでは“USB 3.1ポート”として,USB Type-CのThunderbolt 3を積極的に採用するという。

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